歯科口腔外科/入れ歯(義歯)
Dental Surgery 歯科口腔外科
歯科口腔外科
親知らずのお悩みはありませんか?
「親知らずが痛む」「口が大きく開かない」「顎が痛む」など、気になり始めたら、お早めにご来院ください。難症例だと判断された場合、提携の医科歯科大学口腔外科をご紹介しております。
口腔のはたらき
口腔は、咬む(咀嚼)、飲み込む(嚥下)、すする(吸啜)、味わう(味覚)といった飲食物の摂取の中心的な役割を果たしている一方、発音や呼吸などにも重要なかかわりをもっています。口腔のはたらきは、上・下の額骨(あごの骨)、歯、唾液腺、ほお、舌、口腔粘液(くちびる、歯肉など)のほか、これらを動かす筋肉、額関節といった色々な器官の協調によって営まれています。
口腔の骨のしくみ
口腔を構成する骨は、頭蓋骨とつづいている上額骨(上あごの骨)と下顎骨(下顎の骨)で構成され、筋肉の働きで顎が動かせるようになっています。額骨のうち、歯の植わっている部分を歯槽骨といいます。
上額骨は、口腔の天井を形成していると同時に、眼窩の底、鼻腔の内外の壁と底とを形作っていますが、なかは上顎洞という鼻腔に通じる空洞になっています。上顎洞の下方は歯槽骨で臼歯部の歯根とは薄い骨で隔てられているだけです。
上額骨で構成されている口腔の天井にあたる部分を口蓋といい、その表面は粘膜で覆われています。口蓋は、骨で構成されている硬口蓋という全方の部分と、その後方で筋肉と粘膜だけで構成されている軟口蓋という部分に分けることができます。また、上下の歯を噛みあわせた時に、歯の内側になる口腔の部分を固有口腔、歯の外側とほお、唇の間を口腔前庭といいますが、固有口腔の後方の壁は軟口蓋によって形成されていて、嚥下、発音、呼吸の際に重要な働きをしています。
下額骨は、全体としてU字型をしている骨で、関節をもつ下顎枝という平板な骨が付いています。下額骨の内側には、舌や唾液腺が治まっています。
額関節のしくみ
額骨とこれを動かす筋肉の要となっているのが額関節です。額関節を構成する骨と骨の間には、関節円板という線維性の組織があって、骨と骨が直接ぶつからないようにクッションのような働きをしています。
抜歯前の注意
心臓病、血液疾患、糖尿病、肝臓病、腎臓病などの病気を治療中で薬を服用している方、止血がしにくい方、妊娠中の方、抜歯の前に担当の歯科医師にその旨を申し出てください。
抜歯を行う当日は、寝不足や疲労が無いように体調を整えておいて下さい、女性の場合は月経中を避けるようにしてください。
抜歯後の注意
抜歯をした数日間は傷が残るため、そこから出血がしばらく続くことがありますが、患部を触ったり無理な刺激を加えないようにしてください。なかなか出血が止まらない時は、清潔なガーゼや脱脂綿を丸めて抜歯した患部に当て、かみしめて圧迫してください。麻酔がきれ痛んできたら、処方した鎮痛剤を指示に従って服用してください。また、抜歯した当日は、激しい運動や入浴は避け安静に過ごしてください。
食事は何を食べても問題ありませんが、抜歯した付近では咬まないようにし、口腔内を清潔にするため食後軽くうがいをしてください。傷は抜歯後2週間程度で治ってきます。入れ歯を使用中の方は調整が必要な場合がありますので、担当医にお伝え下さい。
Dentures (Dentures) 入れ歯(義歯)
入れ歯とは?
入れ歯とは、抜いてしまい損失した歯を補うための人工臓器のことです。義歯の歴史は紀元前にまで遡ると言われています。日本では平安時代の頃から使われはじめました。有床義歯の素材は、木製でしたが、現在ではプラスチックや金、銀、チタン、セラミック、メタルボンドポーセレン(陶器)などの素材を使用しています。
健康保険適用の保険義歯と健康保険適用外の義歯があり、これは診療内容や義歯に使用される材料の違いによります。入れ歯を使用するメリットは色々ありますが、まず治療期間での咀嚼機能回復が望めることです。また健康保険に適応しているためインプラントなどに比べて比較的安価で治療ができます。そして、入れ歯を装着することにより介護者の負担を軽減できます。取り外しができるため、介護者が清掃可能であるため清潔を保つことができます。また、インプラントなどでは、骨を削る必要があるため手術が必要となってきますが、入れ歯の場合はそれらのリスクを最小限に抑えることができます。
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
入れ歯の悩みは人それぞれ違います。また新しく作ったのに何か違和感を感じたりすることもあります。入れ歯もご自身のお口の中と合わせ、調整する必要があります。「気軽に調整してくれる」「違和感を解消してくれる」そんな歯科医院でありたいと考えております。
当院へお悩みをお話しください
入れ歯(義歯)で痛い・合わない等患者さんのお悩みを詳しくお聞きします。お口の中の状態を確認した上で最適な入れ歯(義歯)をご提案いたします。快適に使用できる義歯で日々の生活を楽しめるように。お困りの方はお気軽にご相談ください。
保険診療の入れ歯のメリット
保険診療の入れ歯のデメリット
自費治療の入れ歯のメリット
保険診療の入れ歯のデメリット
保険の入れ歯
自費の入れ歯
入れ歯の治療の期間は個人差がありますが、大体の目安として2か月位と言われています。
しっかりとした検査や噛み合わせなどをチェックする過程がとても大切です。また、残りの歯のケアも大切で、特に部分入れ歯の場合は残っている歯にバネをかけるわけですから、その残りの歯がどのような状態であるかということは、しっかりとチェックする必要があります。残っている歯があっても、その残りの歯が歯周病や虫歯の進行により歯が抜けてしまうということもあります。
入れ歯を入れたからそれで終わりというのではなく、きちんと定期健診に通い噛み合わせや、自分では取り除くことのできない汚れのクリーニングを行ってもらうことが大切です。定期健診は、入れ歯を入れるうえで、自分ではできないチェックをしてもらうことができるので大切です。
入れ歯の治療方法は、医院によって異なりますが、だいたいの流れはカウンセリングを行い自分の歯の状況を診察する。
いうような流れで治療が進んでいきます。入れ歯は自分にあったものを慎重に選ぶため念入りなカウンセリングと治療が必要となります。入れ歯が完成するには個人差がありますが、おおよそ1か月~2か月かかります。
入れ歯には、大きく分けて二つあり、歯が全てない場合に使用する総入れ歯、歯が1本でも残っている時に使用する部分入れ歯があります。また、保険内で作ることのできる入れ歯があれば、保険が適用されず自己負担が必要となる入れ歯もあります。種類についてですが、金属を使用した入れ歯と金属をしようしない入れ歯があります。また、総入れ歯になるのか部分入れ歯になるのか、その時の口の中の状態によって違います。
金属入りのものは強度がありますが、食べかすが溜まりやすくなったり、見た目にも目立つということがあります。金属が入っていない入れ歯は口の中でフィットするので、見た目で入れ歯をつけているようにみえないのが特徴です。また、締め付け感や痛みを感じにくいといわれています。
入れ歯を作る時の費用は保険適用になる入れ歯と、保険外の自費負担になる入れ歯があります。保険適用と保険外の大きな違いは素材と技術です。
保険適用となる入れ歯には、針金のようなバネを使用して作る入れ歯があります。これは、クラスプと呼ばれるバネを残っている歯の部分に巻き付けて装着します。なんらかの衝撃で入れ歯が浮き上がって外れないようこのクラスプで固定します。
保険適用の入れ歯を作った場合、一度作ると6ヶ月経過しないと病院を変えても次の入れ歯が作ることができないというルールが存在します。これは、どこの医院でも共通のルールとなっています。
保険外の自費で入れ歯を作る場合は、費用はその入れ歯によって様々です。自費の入れ歯の場合は、治療方法もより高度なものもあり、より強度があり、入れ歯とは区別がつきづらいものもあります。しかし、お金を掛ければ良いものが出来るというのは当たり前のことなのですが、やはり自分にあったものをしっかり選ぶことが大切です。