2019.01.12
虫歯の出来やすい5つの条件を解説します
府中市の歯医者 たかすぎ歯科クリニックです。
虫歯のできやすい条件の一つに挙げられることは、歯磨きがうまくできないということです。歯磨きでとるのは歯垢であり、歯垢の中には細菌が存在し、その中には虫歯菌もたくさん含まれています。しっかりと歯垢を落とすことができなければ、飲食後に残った菌により酸がたくさん作り出されて唾液による再石灰化が追いつかなくなってしまいます。まずは歯垢をしっかり落とすことが大切であり、奥歯の溝や歯と歯茎の境目などの見落としがちな部分の歯垢をしっかりと落とし、糸ようじや歯間ブラシを使い歯の間の歯垢も落とすようにしましょう。
条件の二つ目に挙げられことは間食が多いことです。食事ごとに虫歯菌が酸を作り出して歯の脱灰を進めることになります。間食をたくさんする人はそれだけ歯の脱灰が進みやすい環境を作り出すことになります。三つ目の条件は虫歯菌の数が多いことです。個人個人により虫歯の数は異なり、その菌は親から感染するともいわれています。虫歯菌のない赤ちゃんの口の中に、家族らがスプーンや箸を一緒に使って食べさせることで感染することも多いので注意しましょう。四つ目の条件は歯の質が弱いことです。歯は体の中で一番かたい場所ですが、歯の質が弱ければ虫歯菌を出す際に歯が溶かされやすくなります。強い歯を作るためはフッ素を歯に取り込むことが有効だと言えるでしょう。普段の歯磨きの時にフッ素入りの歯磨き粉を使ったり、フッ素入りの洗口剤で口をゆすぐこともひとつの手段です。最後の条件は唾液の量や質です。唾液の質や量も個人差があり、唾液の量が多ければ多いほど、虫歯菌が出した酸を中和しやすくなるといえるでしょう。大気がよく出るようによく噛んで食事をしたり、キシリトールガムを噛むなどの工夫をするようにしましょう。