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2019.01.04

虫歯とは

府中市の歯医者 たかすぎ歯科クリニックです。

虫歯とは、口の中の細菌により歯に穴が開く状態です。なぜ穴が開くかと言えば、口の中の細菌が歯を酸化させてしまうからです。これにより痛みが伴うような事もあるでしょう。ただ、初期の虫歯の段階ではそれほど大きな穴になる事はありません。通常表面はエナメル質と言われるところでその部分に穴が開いても痛みが伴いません。また、専門家がみなければなかなか判断できない部分ですので自分の口を開けて鏡を見たとしてもほとんど気がつかない状態でしょう。厄介なことに、歯間にできた虫歯は気づきにくく歯医者でも見逃してしまう可能性があります。そのため、気がついたときにはかなり進行している段階で痛みが伴うことを少なくないです。

虫歯の細菌は、糖質などを栄養分としていることが多くなります。よく、甘いものを食べた後はしっかりと歯を磨きなさいと教わった人も多いでしょう。これは、歯磨きをすることによりその栄養分を除去することができるからです。これを継続的に行っていれば虫歯になりにくくなるのは間違いありません。ただ、やはり磨き残し等があるといつの間にか酸化してしまう可能性があるため注意をしなければならないところです。

初期の頃は、再石灰化と呼ばれる方法で再び元の状態に戻すことができますが、ひどくなってくるともはや元の状態に戻すことができなくなります。そのため、早めに治療をして虫歯の元を断つのが1番でしょう。神経まで虫歯がいってしまっている場合には神経を抜くなどの対処をする必要があります。例えば、ある程度まで痛みがあったのにいつの間にか痛みがなくなった場合は神経が腐っている可能性があります。この状態だと、いずれ歯全体がおかしくなる恐れがありますので要注意です。

虫歯になりやすい子供の生活習慣

虫歯になりやすい子供は、甘いものばかり食べていると思うかもしれません。確かに甘いものは虫歯の原因となり、特に清涼飲料水を好んで飲んでいるお子さんには注意です。食事の回数は1日3回だとしても、こまめにジュースを飲んでいれば、口内に常に糖分が存在することになります。糖質の摂取量だけでなく、頻繁に摂取していることが原因で虫歯になることが多いです。そうした意味では10時や3時のおやつは、避けたほうが安心と言えるでしょう。ただ、これは現実的には難しいことでしょうから、食べたあとはうがいをするように促してあげるのがいいです。食事のあとは歯磨きをするのが基本ですが、お菓子タイムのあとも磨くとなれば面倒です。うがいをするだけでも糖分を洗い流すことができるので、虫歯のリスクを抑えることができます。

間違った歯の磨き方も虫歯を促進させるので注意してください。特にお子さんは正しい磨き方を認識していないことが多く、大人以上に歯垢が付着しているケースが少なくありません。歯垢が増えると口臭の原因となりますし、将来的に歯周病のリスクにもなります。あまり噛まずに飲み込む癖のあるお子さんも、虫歯のリスクが高いと考えてください。しっかりと噛むことは唾液の分泌を増やしてくれますし、顎を強化することにもつながります。やわらかい食べ物ばかり食べていると、虫歯のリスクが高くなるので注意しましょう。硬いものを食べることで咀嚼力が強くなりますし、歯の強度を高めることになります。歯には適度な負荷を与える状況が好ましいため、食べるときはよく噛むように指導してあげましょう。噛むことで唾液分泌が増えて、飲食物の消化をサポートするメリットも期待できます。

虫歯の原因

虫歯はミュースタンス菌などが出す酸により歯のカルシウムが溶け、歯に穴が開く病気です。

ミュースタンス菌は砂糖などの糖質を栄養にしてネバネバした物質を作ります。

その物質が歯に付着すると粘着性が強いために多くの細菌がくっつき大きな塊になります。

この塊が歯垢と呼ばれるものです。

ミュースタンス菌は糖質を分解して酸を作り、この酸が原因で歯の表面のカルシウムが溶け出し虫歯になります。

歯周病と同様に初期は自覚症状がないため、自分では気付きにくいという特徴があります。

原因はプラークと呼ばれる歯垢で、歯垢の中の菌によって酸が作られ歯の表面からリン酸イオンやカルシウムなどのミネラルが溶けだしていきます。

酸に溶けやすい歯の質と細菌、細菌の栄養となる糖分が揃うと虫歯が発生する確率が高くなります。

唾液には浄化作用があり、口の中のpHが中性に近くなると唾液中のミネラルが歯に戻って健康な歯の状態へと戻ります。

この状態を再石灰化と呼びます。

歯に穴が開いてしまう前に定期健診などで発見することができれば、元の状態に戻すことは可能です。

唾液量が減っている人や虫歯菌が多い人、歯の質が悪い人は虫歯が発生するリスクが高くなります。

食習慣や口腔内の衛生状態をコントロールすることで、虫歯は予防することができます。

砂糖の入った甘いものはできるだけ避け、食事をした後はすぐに歯を磨いて歯垢がつかないようにすることが大切です。

日本人は正しいブラッシング方法を学んでいないため、歯磨きをしても歯の奥や隙間などに汚れが残ってしまい虫歯になるケースが多々あります。

歯科クリニックではブラッシングの指導をしています。

正確なブラッシング方法で丁寧に汚れを除去すれば、虫歯を未然に防ぐことができます。

虫歯の治療方法

虫歯になってしまった場合には、段階ごとにより虫歯の治療方法も異なります。まず第一にC0と呼ばれる段階は、歯に穴があく前の初期虫歯をさしています。この場合にはフッ素とキシリトールなどを利用して歯を再石灰化することによって治るケースも見られます。その後のC1からC4の段階では、医師による治療が必要です。C1は歯の表面のエナメル質だけに穴が開いている状態を指します。この段階では痛みを感じることはありませんが、放置することによってどんどん虫歯は進行していきます。削って詰める治療が必要で、本来であればC1になる前の段階で、歯磨きなどを徹底するなどして治しておいた方がよいでしょう。次にC2はエナメル質や象牙質に達した虫歯の状態を指します。血管や神経が通っている歯髄に達してていないため強い痛みを感じることはありません。しかし象牙質であっても知覚があるため、冷たいものや熱いもの、すっぱい物や甘いものがしみることもあります。C3は虫歯が歯髄に達した状態で、歯髄炎を起こしている状態でひどく痛みます。根と歯肉との境目にある組織の膜に炎症が起きている状態で、いずれも耐えられないほどの激痛をともなうこともあります。C4はエナメル質は跡形もなく崩壊してしまい、歯髄が壊死して痛みなどの自覚症状も反対に軽減するものです。しかし菌が血管を通りほかの組織に達して心臓病や腎臓病などを引き起こすケースも見られます。

治療は虫歯になった部分を削って消毒し、プラスチックや金属の詰め物を詰め、かぶせものをすることが基本となります。削る部分が大きくなればなるほど、歯の強度は弱まってしまうので、早いうちに治療を始めることが大切です。

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