2018.12.23
歯と歯茎の境目が要注意
将来のことを考えて歯のメンテナンスをした方が良いことはわかっているけれども、なかなか歯医者に行く時間もなく放置してしまっているという人は多いものです。中には歯医者に行くのは歯が痛くなった時だけと思っている人も多いことでしょう。しかし大人の場合には、痛みがないままに虫歯が進行することがあります。子供と大人の虫歯では、できる過程が異なり、子供の場合には痛みが出やすかったり、見た目でも穴が開いていることが分かるので、歯医者に行かざるを得ない状況を作り出します。しかし大人の場合には痛みが出にくく、自覚症状がないままに進行していくことになるので、治療が遅れがちです。
府中市の歯医者 たかすぎ歯科クリニックです。
大人の場合には、子供の虫歯とはその過程が異なり、子供の場合には、噛んでいる面にしわが寄ったような状態で茶色くなっていき虫歯ができていきます。この原因は深い溝にたまる汚れが取りきれていないことが挙げられます。おやつのかすなどが残って、これが原因になります。しかし大人の場合には、一番注意が必要なのが歯と歯茎の境目です。年齢に伴って歯茎の位置が下がってきたり、歯周病を発症することもあります。本来であれば歯は硬いエナメル質でおおわれているものですが、歯茎が下がってくると柔らかいセメント質などが出てきます。そのためこれが虫歯になりやすい状態を作り出します。特に歯を食いしばる癖がある人や、歯ぎしりをする人は注意が必要です。圧力によって歯と歯茎の境目が壊れてしまい、その根元が露出してその部分が虫歯になりやすくなります。歯と金属のわずかな境目から虫歯ができることもあり、中には取りきれていなくて菌が繁殖してしまうこともあります。詰め物が取れて中が見えた時には、すでに虫歯が進行していることもあるでしょう。詰め物が取れた場合には、たとえ痛みがなかったとしてもすぐに治療することが大切です。