2018.12.19
飲食の回数と虫歯の関係
府中市の歯医者 たかすぎ歯科クリニックです。
甘いものを食べたりジュースなどをのむと虫歯になりやすいと言われていますが、実は原因はそれだけではありません。食事の回数によっても虫歯ができるかどうかは変わってくることを理解しておく必要があります。
通常日本人の場合は、朝昼晩の3回の食事をするのが基本です。ときには、おやつを食べることもありますので、それも一回の食事と考えれば1日に合計4回の食事をしていることになります。さらに、甘い飲み物を飲む場合も虫歯になると考えればそれ以上の回数をカウントすることになるでしょう。実は、回数が多ければ多いほど歯の再石灰化が遅れるとされています。歯は、再石灰化することにより、虫歯を抑えようとします。ですが、再石灰化が遅れてしまったりできない状態になれば虫歯になる確率が高まることが理解できるわけです。
基本的に、虫歯は酸性になるとできやすくなりアルカリ性になると出来にくい傾向が見受けられます。食事をしたり甘い飲み物を飲んだりする場面は、酸性になる場面です。一方で、食事をしない状態で唾液が歯を覆っている状態はアルカリ性になりやすくこの時には再石灰化しやすいと言えるでしょう。
このように考えれば、可能なかぎり食事の回数を制限することが重要です。とはいえ、1日3回食べるのを1日一回に減らすようなことは特にしなくてもよいです。それよりも、だらだらと飲食しないことが重要になります。決められた時間に食事をし、可能なかぎり甘いものを飲む回数を減らすことが大事になるわけです。ちなみに、虫歯は歯をみがくことで避けることができるといわれていますが、いくら歯を磨いたとしても食事の回数が多いとあまり意味がなくなってきますので要注意です。